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マーケティング行動力強化研修(精華町商工会)

2016.07.13

精華町商工会でのマーケティング行動力強化研修、全9回実施のうちの3回(6/16~7/12)を終えました。

この研修の特徴は知識やノウハウを学ぶことではなく、行動することに重点を置いているところです。

受講者は自身の事業を題材にチームでマーケティングに取り組みます。
まさに現在営んでいる事業について戦略の立案から計画、実行までをおこなう構成となっています。

 

第1回目は事業の現状の把握です。事実をベースとして多様な視点から情報収集しチーム内で共有しコンセンサスをはかりました。

ここでは事実と仮説や予想などを峻別して議論するようにしてもらいましたが、受講者にとって意外と難しかったようです。普段のミーティングでは無自覚に裏付けのない意見を事実のように扱っていることが思いのほか多いものです。正しい分析のためには情報の信頼度は注意しなければいけません。

第2回目では現状の課題を明らかにするために情報分析をおこないました。

いくつかの分析手法を学んだうえで実際の売上高を分析し重点を絞り込みました。実際の数字を扱うため理屈通りにいかないこともありますが、その時の対応も実務上は重要です。

第3回目で競合の情報も加味し今後の注力すべきターゲットを明確にしていきました。

ここまでくると顧客価値・顧客ニーズがはっきりとしてきます。ここでは顧客をより詳細に分析し顧客視点に立つことで顧客価値をあぶり出します。顧客志向と言うのは簡単ですが実行するがいかに難しいかを実感する場面です。マーケティングにとっては極めて重要なポイントです。

 

本研修の背景には、さまざまな形でマーケティングを学び知識やノウハウを覚えたけれど実務に活用できないという問題があります。
何事も同じですが「知っていること」と「できること」の間には大きな壁があります。そのため今回の研修は 「できること」 として「行動」に重点を置き、プロセスの進捗に合わせ必要な知識を学ぶ仕組みとなっています。
「7・2・1の法則」と言われるものがありますが学ぶことにおいて実戦に勝るものはありません。
※ 「7・2・1の法則」:すぐれた経営リーダーたちに、自身の成長に何が有益だったかを聞いたところ、7割が仕事上の経験、2割が薫陶(上司や顧客、取引先の経営者からの影響)、研修やセミナーが1割程度だったという調査結果。

従来のセミナーや研修では、せいぜいケーススタディを解くか、お手本をなぞりながらフレームワークで分析する程度のものでした。
一方、この研修では、リアルな日常の事業、業務を通して本物のマーケティングを学ぶことが狙いとなっています。

結果が出るのはまだまだ先ですが、今後は具体的な企画や計画を立案していきます。
これから、どのようなマーケティングのカタチが見えてくるか非常に楽しみです。

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